• FUMIKO MIYAZAKI

しべつアーティストインレジデンス〜士別の秋4(自然編)


こちらがお世話になったイナゾーファーム 谷さん邸です。広ーい畑に囲まれてどっしりとしています。真冬の寒い時でも暖房は完備。いつでもぽかぽかだそうです。冬でも家の中では半袖で過ごすここともあるそうです。こちらには3世帯が暮らしています。中でも最高齢90代のおばあちゃんは寒さには特に強く、冷え込んだ野外にも部屋着と同じ服装で颯爽と杖をついて、というか軽快にこつく感じで、隣の家のおばあさんに会いに出かけます。風もビュンビュンン吹いてるし髪も激しくなびいていて、その横をダウンジャケットを着込んだ私が車で通り過ぎるのですよ。本当にすごいです。

前の通りはどこまでも続く一本の道〜道には番号がついていてそれで区別しているようですが、看板とかは無く、一体どうやって見分けているのかが不明です。隣の道もその先の道も特に目立つ目印も無く、ただ畑と建物がぽつぽつ 建っているだけ・・・。学芸員の方に聞いてみたら曲がる時はなんと 勘 だそうです。確率は50%くらいだそう。そうなのですね。確かに・・・。夜なんかは 外灯もままならないので 本当に難しい。このレジデンスの臨時職員の上田さんもそこはとても苦労された所で、私たちの送迎時にも行ったり来たりを繰り返しました。「あっ!行き過ぎました・・・」て。運転していない私はべらべらとおしゃべりをしていたのですが、密かに曲がれるかどうか緊張されていたそうで・・・。本当にお疲れさまです。

こちらのハウスは解体してしまいますが、トマトのハウスのビニールは表の面だけであとは骨組みだけの状態です。土の上には稲藁が敷き詰めてあります。冬の間に雪が積もっても、3月頃にはふかふかの土が出来上がるとの事です。長い冬をただ過ぎるのをまつのではなく、着々と種まきの準備を進めています。

こちらも谷さんの収穫後の田んぼですが、稲藁の団子が転がっています。なんだか面白い景色です。これも肥料として活躍するとのこと。

トラクターも絵になります。

こちらは パイロットファームの乳牛です。とても人懐っこくて、どんどんこちらに集まってきちゃいました。別に何をするでも無く、ただ眺めていましたが・・・・。牛さん達もただこちらを眺めていました。

11月8日 少し空いた時間があったので、近所を散策しました。本当にどこまでもつづくまっすぐな道。歩いても歩いても・・・。あまり進んだ感じがしません。 

なんだか 私がスモールライトでちっちゃくなったかのような 不思議な感じです。

特に珍しいものは無いのですが、こんな風に突然真っ赤に染まった落ち葉が木の下に集まっている所を発見。こちらは民家の物ですが、ここだけ赤くてとても奇麗だったので写真にとりました。

 そして収穫後の畑でしょうか、トラクターが走った後がくっきり模様のようにみえて 面白かったです。

11月11日・・・士別の天気はとても変わりやすいようで、しかもこの日は大嵐。右側から左側(西から東)に雲が流れていますが、その流れはとても早く 雲が押せや押せやの押し問答・・・・勢い余って ついには青空が出てきました!しかしこの辺はまだ真っ暗・・・。なんとも不思議な天気。東からは太陽も。まだ朝の9時ごろの事。雨の合間になんと虹まで出現。なんともダイナミックな虹でしょう。

でもこの日は暴風警報が発令されていました。学校はお休みになる台風並みの荒れた天気です。でも室内にいるとまるで静か。土地が広すぎて風に揺らぐ物があまり無い為 暴風が感じにくいというのもありそうだが、こちらの家もしっかりしていて、全くびくともしないということもある。

 そんな家の中にいると気づきにくいが 外の様子をみていたご主人が あわててハウスの修理に飛び出していきました。やはり暴風に耐えられなくなったハウスがつぶれています。全滅は避けたいので、表のビニールを裂いて、応急処置を施しました。そうする事で風の抵抗を弱めて、倒壊は免れたようです。危機一髪だったようです。

 自然を相手に仕事をすることは 本当に過酷なことだ と実感させられました。この日のような暴風になる事はこちらでも珍しい事だったようですが、今年は北海道に台風が立て続けにきた事もあって 農家の方はその度に苦労されている事がよくわかりました。今回の暴風で 旭川のほうの農家さんのハウスは何体が倒壊した所もあったそうです。

11月3日と7日は満点の星の丘へ スケッチに向いました。9月に来た時には青々としていた地面の草も少し深い色味に変化していました。3日に来た時は天気があまり良くなくて そのリベンジで7日にもきたのですが やはり この日も曇り空で残念。でも曇りの空もまた なんとも言えずいい感じ。満点の星の丘 というくらいなので、星空も見てみたかったけど・・・・。また次の機会・・・しかし次回の2月にはこの辺は雪のため閉鎖されるとの事で・・・。残念・・・。

今回持ち込んだスケッチの道具類・・・。色を写して帰りたかったのですが、外は常に風も強くて 11月でももう真冬並みに寒いのです。気持ちは秋 なのですが、現実は 冬ですね。採取した色も 茶系の緑ばかりでした・・・。これだけ用意しても 結局寒くて・・・ ぱっと目についたものは iPhoneでパシャリ というのが便利でした。他のスケッチは黒のペンでサラサラ〜と描いて終了しました。 後は 私の記憶次第〜 

ところで こんなハプニングも・・・

スケッチしようと満点の星の丘まで やってきたら 水を汲んでくるのを忘れていました。あ〜絵の具が使えないか〜と思って見渡したら、なんと 水たまりを発見。水も現地調達です。ほんのり土色でしたが、問題ないです〜

 最終日は谷さんのトマトジュース作りを見学させて頂きました。冷凍保存してあるトマトをじっくり煮詰めて甘みを引き出すのだそうです。それはとても根気のいる作業で ちょっと目を離すと焦げ付いてしまったり、甘みが出過ぎたりしてしまうらしいです。谷さんのトマトは生のままでも甘いのですが、ジュースにするとさらに甘くなって、私はこんな甘くて美味しいトマトジュースは飲んだ事が無かったです。子ども達にも大人気。今年の御歳暮はこれで決まりです。

11月10日には 酒井さんと一緒に 士別市長さんを表敬訪問させて頂きました。その時の様子が道北日報の1面に紹介されました。 え〜 て1面しかない新聞です。

 そんなこんなで あっという間の士別 滞在でしたが、帰宅してからは怒濤の日々がまた始まります。日々の仕事をこなしながら、2月までに作品を完成させなければならないという・・・とてつもないプレッシャーで 気持ちは焦るばかり・・・。で。も。頑張ります。描く事で 何かを伝える事はとてもわくわくする仕事でもあり、自分と向き合う良い機会でもあり。どうか 楽しみにしていてください。また 2月に士別でお会いしましょう。完成した作品はまたご報告させていただきます。 

〜しべつアーティストインレジデンス〜士別の秋〜1〜士別に到着〜

〜しべつアーティストインレジデンス〜士別の秋〜2〜あいの実保育園にて〜

〜しべつアーティストインレジデンス〜士別の秋〜3〜食編〜

〜しべつアーティストインレジデンス〜士別の秋〜4〜自然編〜

保存

#アーティストインレジデンス #旅 #士別

 Copyright 2015 Fumiko Miyazaki official website .

This site was designed with the
.com
website builder. Create your website today.
Start Now