2005年 絵画造形発表会
ご挨拶
この度は、こども造形教室 アートスタジオ ファイブの展示を見に来てくださり ありがとうございます。深園幼稚園の一室を利用してゼロからスタートしたこの教室も早1年が過ぎようとしています。少人数ながらも 充実した 時間を過ごすことが出来たことと、この展示の場を与えていただいた幼稚園の先生方 協力してくださった保護者の皆様すてきな作品をつくってくれた こども逹に感謝いたします。
こ ども達の成長と共にあったこの教室ですが、今回の展示の作業を通して 他では経験できないとても貴重な経験をすることが出来たと感じると共に さらなるこ ども達の成長を見ることが出来ました。アートとは何か?芸術とは何か?その原点を探るべく 常に試行錯誤の毎日でしたが、その手探りの中でも 私も 毎回 新しい発見と感動を子供たちから 貰っていたなぁと感じます。何気ない 絵の具あそびや 廃材を使っての工作、切ったり 貼ったり 粘土をぐちゃぐちゃ 練ったり・・・。こども達の新しい発見は、いつも突然やってきて おもしろい言葉や おもしろい形や 思い思いの色になって 返っきます。たとえ些細な発 見でも こどもの心の中で世界は大きく膨らんでいるのです。絵の具を手で ぬりぬりした感触や 粘土を ぐちゃぐちゃ 触った 感触は 心の中の奥の奥で いつまでも やさしく響いていることと思います。
今 回の展示では、見に来てくれる お友達のことも考えて 何か楽しくなるような 展示になったら とダンボールをたくさん使って 迷路のようなものを 作り ました。どうぞ中をのぞいてみてください。色々な仕掛けがありますよ。ただひとつ残念なのは、大人には入れないほどの狭い通路のため 私も本当のところは 解らないというところですが・・・。
2006年 2月17日
土井 文子