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  • 執筆者の写真FUMIKO MIYAZAKI

しべつアーティストインレジデンス〜士別の秋3(食編)


食べる事・・・厳しい冬に向けて・・・

 11月4日 午後 帰宅した私たちは ジャガイモをいける作業を見させて頂きました。

ジャガイモをいける とは 活ける と書くそうです。花を活ける という意味と同じです。

収穫したジャガイモを春まで保存しておく知恵だそうです。今はまだハウスがありますが、この後の積雪には耐えないのでこのハウスは取り除かれます。間もなく雪がつもり埋まってしまいますが、春に掘り出すとジャガイモが腐る事無く、むしろ甘みが増す とのことです。

 活け方は、まず ネットなどにいれたジャガイモの周りを稲藁で傘のように囲っていきます。そしてその隙間にもみ殻を入れます。これはネズミ対策だそうです。こんな寒い所にも野生のネズミがいるのですね〜。でも家の中はちゃんと暖房設備が整っているので暖かいですからね。さらに土を隙間無く入れていきます。稲藁の上からも土をかぶせ シャベルでたたいて固めていきます。さらに上に藁の帽子を被せ、土を盛って完成です。 今回は こんな表情になりました。

ジャガイモを いける

ジャガイモの種類は 丸いのが きたあかり、細長いのが メークイン、そして真ん中の赤いのが デストロイヤーというらしいです。皮が紫色で芽が赤く、 マスクをかぶったようである ことから名付けられたそうです。インパクト大ですね。味も甘みがあり 粘りある肉質で サツマイモ+クリ+ジャガイモ のような感じです。美味しいです。

ジャガイモ

そしてこの日は長女と叔母さまのお誕生会。そして私の歓迎会もかねて 手作り餃子パーティーを開催。「我が家では、いつもではないけど 皮は手作りするんです。」と私の提案で、子ども達と手作りする事に。これ 実はとても大変な事なんですけど、私の家でも 子どもが小さい時、遊びの延長として 時々、皮を作りました。形などの細かい事を気にしなければ、とても楽しいのですが、親の忍耐力も試される所・・・。でも 餃子の皮を作るたびに 子ども達の成長も感じられますし、何より やっぱり 美味しいんです。子どもが作った餃子は 水餃子(もしくはスープ餃子)にします。でも谷さんとこの娘さんたち 本当に落ち着いてよく作ってくれました。こちらが明確に仕事を指示する事で、ひたすらお団子を作り続けてくれたり また お姉さんは 平にのばしてくれるのがとても上手でしたね。その隣で、大人はひたすら焼き餃子の方を量産します。何しろ家族が多いので 沢山作らなければいけません。だんだんみんな無口になります。

水餃子は黒酢とお塩でいただきます。もちもちしていて おいしい〜。餃子は あっという間になくなっていきます。写真を撮る間もない程・・・。なんとか1枚 パシャリ。

お誕生会のケーキも登場!幸せ〜!

こちらは ザワークラウト です。まだ キャベツを切って塩づけにして2日目です。2個分のキャベツをひたすら切って、塩でもんで、ハーブを足して瓶に詰めただけです。塩は源気商會のクリスタル岩塩を使いました。

それだけでも美味しいキャベツですが、こうして自然に発酵させておくと立派な保存食になります。ドイツでよくソーセージの横に添えられてるあれ です。程よい酸味がソーセージとの相性もバッチリ。冬の野菜不足をこれでおぎないます。この他にもピクルスなどもよくつくるそうです。

こちらは かぼちゃ です。このように密封して冷凍保存します。 煮物用にカットしたもの、薄切りにしたもの、は生のまま、また、蒸してつぶしたもの、など それぞれ を冷凍保存にします。

こちらは 豚汁です。11月11日に 地元の農家の五十嵐さんの米作り体験のワークショップの最後の試食の日にお邪魔して、一緒に豚汁をつくり、子ども達が育てたお米をおにぎりにして いただきました。

北海道士別市 豚汁つくり

下の写真は籾殻がついてるものもありますが、玄米です。黒いのは カメムシがお米の汁を吸っていしまったもの らしいです。まだ 青い時に吸ってしまうので、中身が無い状態です。精米をしてしまうとそんなに気にならなくなる とのこと。これも肥料を使わないで育てた証拠なのです。

玄米

玄米も炊いて白米との食べ比べです。こちらの豚汁は里芋ではなくジャガイモで 長ネギでなくタマネギでつくります。そうです。途中まではカレー作りといっしょです。でもこんにゃくやごぼうなども入れて 出汁は煮干し、白みそを入れて完成。絞り立ての牛乳も一緒に いただきました。

この日は さらにお土産に ジャガイモと 卵、牛乳など 五十嵐さんの所でとれた食材を沢山お裾分けして頂きました。今年はジャガイモも豊作だったようです。それを持ち帰り 奥様の江美さんにお願いして プリンを作りました。

とれたての 牛乳と卵 ときたら プリンですね。カラメルソースもなかなかいい具合にできました。

このプリン 最高に美味しかった〜 まず お皿に移した時のこの感じ・・・。子ども達もみんなとんで喜びました。

10日から版画家の酒井さんも合流して 美味しい食材に囲まれて、イナゾーファーム 谷さんのトマトジュースでブラッティマリーもつくり、盛りだくさんの1日でお腹も いっぱい・・・。北海道ばんざい。

イナゾーファームのトマトジュースにウォッカで 「ブラッティーマリー」 レモンをしぼって完成・・・。お好みでお塩を足しても。美味しい食べ物があると みんな幸せです。子ども達の笑顔も最高でした。

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