搬入作業が完了しました。
5月7日から六本木、Shonandai MY Galleryにて個展を開催致します。初日はオープニングパーティーもあります。ゴールデンウイーク最終日ですが、お時間ございましたらお越しください。私は7日、10日、11日、14日、13日は15時以降、在廊予定です。
なんとかこの日を迎えられた事に感謝。最後の10日間は夕食作りを夫に任せ、集中する事が出来ました。余裕を持って準備してきたつもりですが、何故か追い込まれ、睡眠時間を削る生活が続いてしまいます。年齡と共に段々と無理がきかなくなり、少しずつ、そのしわ寄せがあちこちに…。ご迷惑おかけした方にはごめんなさい、協力してくれた家族にはありがとう。
でも、作品を作り続けられる事が何よりも嬉しい。リトグラフも楽しい。
まだまだ、だけど・・・。
作品は雁皮紙 という 薄〜い和紙(全部ではないけれど)に刷っておりますリトグラフという技法は描いたものがそのまま版画になります。
新国立美術館で開催中のアルフォンス・ミュシャ でもおなじみの技法です。当時は大理石を版にしていましたが、現在ではアルミ版のような金属版が主流です。原理は同じですが、実際に当時の作品を拝見すると、それほど古い感じがしなかった、というのが正直な感想です。(それもそうか・・・まだ100年も経たない)他の版画の技法と比べればまだまだ新しく歴史の浅い技法と言う事。1798年 アイロス・ゼネフェルダー によって発明され、19世紀にヨーロッパで広がった技法です。どうしても平版(凹凸がない)なので その原理が分かりにくい所もありますが、簡単にいえば 水と油がはじき合う性質を利用したもの。描いた物がそのまま版画になって(彫ったり、削ったり、腐食したりしないで)何枚も刷れる て所が単純に好きなのかも。色々と苦労もありますが、一長一短にいかない所もまた いいのかも。
宜しくお願いいたします。
こちらはアトリエでのシュミレーション・・・。まだこの時はどうなるか ドキドキ・・・。